コンテナは、クラウド版OSになるか?

「コンテナ」と呼ばれるクラウド技術が普及しているそうです。

船などで積荷を運ぶあのコンテナが由来で世界中でサイズを統一したことが貨物輸送の発展を促しました。デジタルの世界でも同じようなことが起こるのではないかと期待されています。ソフトを動かす「容器」を共通化すれば、開発が加速できるためです。

2014年に、グーグルがコンテナ管理用のソフト「クーバネティス」をオープンソースとして公開したことから、事実上の業界標準が誕生し開発競争が激化しました。

アメリカの国防総省がF16戦闘機のソフト開発に、企業向けクラウドで主流になりつつある「コンテナ」を導入しました。技術革新のサイクルが速まって、ソフト開発期間の短縮が課題となっていて、数年かけて大規模システムを開発していては完成した時には時代遅れになってしまうことがあります。

ITインフラ向けのクラウドの世界シェアは、アマゾンが32.3%で首位、グーグルは5.8%、IBMがさらに小さいそうです。コンテナで動作するソフトは、アマゾンやグーグルなど事業者ごとのクラウドの違いを意識せずに利用できるので、基本ソフトOS「ウィンドウズ」を搭載しているPCなら、デル製でも富士通製でも同じソフトを使えるのと似ています。コンテナは将来、クラウド版OSとなりうる技術です。

日本では、NECが成田空港の「顔パス」搭乗手続きシステム、デンソーのコネクテッドカーの電子制御装置、日立のIoT基盤・サービスなどで、すでに導入されています。